着床出血と生理の違いは?色・量・時期で見分けるポイント
生理予定日前の少量の出血、もしかして妊娠?着床出血と生理の違いを、色・量・続く期間・時期からやさしく解説します。
Mama Ai チーム
生理予定日の数日前に、数滴の血やピンクがかったおりものに気づいて、「これって何だろう?」と戸惑っていませんか。妊娠の初期サイン?それともそろそろ生理が始まるだけ?「着床出血と生理の違い」は、妊娠を望んでいる方やもしかしてと感じている方からとても多く寄せられる疑問です。ここでは、その見分け方と気をつけたいポイントを、落ち着いて一つずつ整理していきましょう。
着床出血とは?なぜ起こるのか
受精したあと、受精卵は数日かけて卵管を通って子宮へと移動し、やがて子宮の内側の壁(子宮内膜)に着床します。このとき、小さな胚が血管の豊富な層に「もぐり込む」ような形で根を下ろすため、ごく細い血管がわずかに傷つくことがあります。それによって少量の出血が起こることがあり、これを着床出血と呼びます。
まず大切にお伝えしたいのは、これはすべての人に起こるわけではないということ。さまざまな報告によると、妊娠初期に軽い出血に気づく人はおよそ4人に1人ほどで、そのすべてが着床によるものとも限りません。ですから、着床出血がなかったからといって妊娠していないということにはまったくなりません。これはあくまで起こりうる現象のひとつであって、妊娠に必ず伴う段階ではないのです。
着床出血と生理の違い:見分ける主なポイント
いちばん確実なのは、一つの特徴だけで判断せず、いくつかの点をまとめて比べてみることです。着床出血と通常の生理は、一般的に次のように違います。
- 色。着床出血は薄いピンク色や茶色っぽいことが多めです(出てくるまでに血が古くなるため)。生理はふつう濃い赤から始まり、すぐに鮮やかな赤に変わっていきます。
- 量。着床のときは、たいてい数滴か、下着につく程度の軽いにじみで、拭いたときにだけ気づくことも少なくありません。一方で生理は時間とともに量が増えていき、ナプキンやタンポンを交換する必要が出てきます。
- 続く期間。着床出血はふつう数時間から1〜2日ほどで終わります。生理は3〜7日続くことが多めです。
- 時期。着床出血は生理予定日の数日前に現れることが多めです。もし出血がカレンダーどおりの日に始まり、いつもと同じように経過するなら、生理である可能性のほうが高いでしょう。
- 血のかたまり。着床のときはふつう血のかたまり(凝血)は見られません。生理では小さなかたまりが出るのはよくあることで、自然なことです。
- 腹痛の感じ方。着床のときの下腹部の引っ張られるような感覚は、たいてい軽く短いものです。生理痛は多くの人でこれより強く、出血が始まるころにかけて強まることもあります。
これらの特徴のどれか一つだけで100%の答えが出るわけではありません。妊娠でもふだんの周期でも、ときには「いつもと違う様子」になることがあるからです。けれども、これらを合わせて見ると、かなりわかりやすい全体像が見えてきます。
着床出血はどんな見た目?色と量
ひとことで言うと、着床出血の見た目は、いつものような流れる量ではなく、ごく少量であることがほとんどです。多くの方が次のように表現しています。
- トイレットペーパーにつく、ピンク色や薄い赤色の跡;
- 下着やおりものシートにつく、茶色っぽいにじみ;
- 本格的な出血には発展しない、ぽつぽつとした数滴。
いちばんの違いは、出血が強くならないこと。生理なら数時間でふつう血の量がはっきり増えていきますが、着床出血では少量のまますぐにおさまっていきます。もし出血がふだんの生理くらい、あるいはそれ以上に多くなる場合は、典型的な着床出血とは様子が異なります。これについては、後半の受診のタイミングの項でお話しします。
着床出血はどのくらい続く?何日目に起こる?
「着床出血はどのくらい続くの?」という疑問は、ほとんどの方が気にされるところですが、答えは安心できるものです。ふつうは長く続きません。多くの場合、数時間から1〜2日ほどです。もし出血が2〜3日以上続いたり、ましてや量が増えていったりするなら、典型的な経過からは外れているサインなので、医師に相談しておくとよいでしょう。
時期については、着床はふつう排卵(受精)からおよそ6〜12日後に起こります。つまり、生理を待っている日の少し前ということです。だからこそ着床出血は周期の始まりと取り違えやすく、タイミングがほぼ重なってしまうのです。仮に28日周期で考えるなら、おおよそ20〜26日目あたりにあたります。ただ、周期は人それぞれなので、はっきりとした「日付」を言い切ることはできません。あくまで目安であって、決まりごとではないのです。
着床痛とその他の初期サイン
少量の出血とともに、下腹部に軽い引っ張られるような感覚が現れることがあり、これを着床痛と呼びます。ふつうは生理痛より穏やかで、短く、強くはなく、はっきりと増していくこともありません。妊娠初期に軽い腹痛があること自体はよくあることで、それだけで何か問題が起きているということではありません。
このほかにも、合わせて見ると妊娠を示唆しうるサインを、生理予定日より前から感じる方が多くいます。それらについては、生理前から始まる妊娠超初期の症状を扱った別の記事でくわしくご紹介しています。かいつまんでお伝えすると次のようなものです。
- 胸の張りや痛み、敏感さ;
- いつもと違う強い疲れや眠気;
- 軽い吐き気、味覚の変化、においに敏感になること;
- トイレが近くなること;
- 気分の浮き沈み。
むずかしいのは、これらの感覚は月経前症候群(PMS)として生理前にもよく現れる、という点です。ですから体調だけを手がかりにするのは禁物。それは方向を教えてはくれても、確かな答えまでは出してくれないのです。
妊娠検査薬を使うタイミング
おそらくこれがいちばん実際的な疑問でしょう。少量の出血があった場合、妊娠検査薬はいつ使えばよいのか。市販の検査薬は、尿の中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを調べます。着床のあと、このホルモンの値は少しずつ上がっていくため、早すぎる時期に検査すると、まだホルモンが少なくて陰性(偽陰性)と出てしまうことがあります。
一般的にすすめられているのは次のとおりです。
- 生理予定日を過ぎてから(生理が遅れた初日以降)まで待つこと。このころには検査薬の精度がぐっと上がります;
- 朝いちばんの尿で検査すること。hCGの濃度が高くなっているためです;
- 出血が終わったのに生理が始まらない場合は、2〜3日後にもう一度検査すること。
うっすらと薄い陽性ラインも、多くの場合は陽性とみなされます。妊娠の週数がまだごく浅いために薄く出ているだけということがあるからです。妊娠を確定し、週数をくわしく確認するために、医師が血液によるhCG検査をすすめることもあります。これは市販の検査薬より感度が高い検査です。
こんなときは医師に相談を
妊娠初期の少量の出血は、ほとんどの場合は心配いりません。けれども、待たずに医師に連絡したほうがよい状況もあります。次のような症状に気づいたら、医療機関を受診してください。
- 血のかたまりを伴う多量の出血、とくにナプキンを頻繁に交換しなければならないとき;
- 下腹部の強い痛み、とくに片側だけの痛み;
- めまい、強い倦怠感、気が遠くなるような感じ;
- 肩の痛み、高い熱、出血とともに普段にないほど体調が悪いとき。
こうした症状は、まれに子宮外妊娠(胚が子宮の外に着床する状態)など、診察が必要な状態を示していることがあります。慌てる必要はありませんが、先延ばしにせず医師に相談する目安にしてください。すでに妊娠がわかっていて出血があった場合も、かかりつけの医師に伝えておきましょう。追加の検査が必要かどうかを判断してもらえます。
ここがポイント
- 着床出血は、胚が子宮に着床するときに起こる少量の出血。すべての人に起こるわけではなく、必ずあるものでもありません。
- 生理との違いは、薄いピンクや茶色の色、ごく少ない量、数時間〜1〜2日という短さ、血のかたまりがないこと、軽い腹痛。
- 着床はふつう排卵から6〜12日後、つまり生理予定日の少し前に起こります。
- 妊娠検査薬は、生理が遅れた初日以降に、朝いちばんの尿で使うのがいちばん正確。薄いラインも妊娠を意味することがあります。
- 多量の出血、片側の強い痛み、めまいがあるときは、医師に相談する目安です。
この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、専門家による個別の診察に代わるものではありません。ご自身の健康や妊娠について気になることがあれば、かかりつけの医師にご相談ください。
参考文献
AI を活用して作成し、Mama Ai チームが確認しました。 教育目的の情報であり、専門的な医療アドバイスの代替ではありません。
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