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妊娠中のパパにできること:赤ちゃんとの絆の育み方

お腹の赤ちゃんにパパの声は届くのか、胎動を外から感じられるのはいつからか—気になる疑問に時期の目安とともに答えます。声かけやタッチ、健診への付き添い、入院準備まで、生まれる前から赤ちゃんとの絆を育てる具体的な方法を紹介します。

Mama Ai チーム

更新日 2026年8月12日 8 分で読める
妊娠中のパパにできること:赤ちゃんとの絆の育み方

多くの父親が正直に打ち明けます。パートナーのお腹が大きくなっていく一方で、妊娠はどこか実感の湧かないもの—エコー写真や検査、週数の数字だけがあって、「まだ赤ちゃんはいない」ように感じてしまう、と。これはとてもよくある感覚で、恥じることではありません。けれども、出産前からパパと赤ちゃんの間に絆が生まれるというのは、単なる美しい表現ではありません。妊娠の中期ごろから、赤ちゃんは実際に外の音を感じ取り、お腹への触れ方に反応し、毎日そばで聞こえる声に慣れていくのです。

この記事では、お腹の赤ちゃんがパパの声を聞いているのかどうか、今週からできること、いつごろ手のひらで胎動を感じられるようになるか、そしてまだ絆を実感できないときに助けになることについて、わかっていることをまとめました。

お腹の中の赤ちゃんはパパの声が聞こえる?週数ごとの目安

聴覚は少しずつ発達していきます。内耳の構造は妊娠18週ごろまでに形づくられていき、外の音に対する安定した反応(心拍数の変化や、音に応じた体の動きなど)は24〜25週ごろから観察されるようになります。そして26〜28週を過ぎると、その反応はさらにはっきりと、繰り返し確認できるようになっていきます。

音がどのように赤ちゃんに届くのかを知っておくことも大切です。子宮の中は静かではありません。ママの心拍音や血流の音、腸の動く音、そしてママ自身の声が絶えず響いています。外からの音はお腹の壁と羊水を通るため、こもって聞こえますが、高い音より低い音の方が届きやすいという特徴があります。そのため、パパの低めの声は赤ちゃんにも意外としっかり届きます—とはいえ、ママの声よりは小さく聞こえます。ママの声は体の組織や骨を伝わって「体の内側から」も届くためです。

ここから実践的に言えることがあります。新生児は、妊娠後期によく繰り返し聞いていた音を認識し、好む傾向があることがわかっています。研究で特にしっかり確認されているのはママの声の認識で、パパの声についてのデータはそれほど多くありません。そのため「生まれた瞬間からパパの声だとわかる」と断言するのは誠実ではないでしょう。ただし、現実的に言えるのはこういうことです。毎日そばで話しかけていれば、パパの声は分娩室で初めて聞く音ではなく、赤ちゃんにとって聞き慣れた音の一部になっていきます。赤ちゃんが何を感じ取っているのかについては、お腹の赤ちゃんが感じていることの記事も参考にしてください。

声かけと夜の習慣:パパが赤ちゃんに話しかけるコツ

妊娠中に赤ちゃんとコミュニケーションを取る一番手軽な方法は、ただ話しかけることです。特別なテクニックも、「正しい」言葉もありません。

  • 声の大きさは普段の会話と同じでOK。大声を出したり、お腹に顔を近づけて声を「送り込む」ようにしたりする必要はありません。20〜30cmほど離れて座り、いつも通りに話しかければ十分です。
  • 話す内容は何でも構いません。今日一日どうだったか、窓の外の景色、週末の予定、今日は赤ちゃんのために何を用意したか。大切なのは内容そのものではなく、パパの声が毎日規則的に聞こえることです。
  • 絵本の読み聞かせや歌もおすすめです。毎晩同じページを読んだり、同じメロディーを歌ったりすることで、赤ちゃんが慣れていく「繰り返し」が生まれます。
  • 習慣にしてしまいましょう。寝る前に「おやすみ、パパだよ」といった決まったフレーズを毎日同じ時間に言うほうが、長くても不規則な会話より効果的です。週に1時間より、毎日5〜10分の方が価値があります。

始めるタイミングはいつでも構いません。たとえ赤ちゃんがまだ音を聞き取れていなくても、パパ自身の習慣づくりになります。「もう確実に聞こえている」という目安としては、妊娠中期後半、24〜28週ごろが一つの基準になります。

Expectant father kneeling beside the sofa, talking softly to his pregnant partner's belly in the evening

音について避けたいこと

安全だと確認されているのは、そばで普通に話しかけるという方法です。一方で、避けたほうがよいこともあります。

  • イヤホンやスピーカーをお腹に押し当てて、大きな音量で音楽を流すこと
  • 赤ちゃんの知能を伸ばすとうたう「胎教グッズ」を使うこと。そうした機器で赤ちゃんが賢くなるという科学的な根拠はなく、お腹に密着させたまま音量を管理せずに使うことは、むしろ余計なリスクになります
  • コンサート会場や騒音の大きい現場など、非常にうるさい場所に長時間いること。これはパパ自身の快適さだけでなく、パートナーの負担にも関わる問題です

タッチと胎動:パパが外から胎動を感じられるのはいつ?

ママが最初の胎動を感じ始めるのは、たいてい18〜22週ごろです(初めての妊娠では24週に近くなることもあります)。パートナーが外から手のひらで胎動を感じられるようになるのは、多くの場合24〜28週ごろで、ママより遅くなりますが、これは自然なことです。時期には、胎盤の位置(前壁に胎盤がある場合は胎動が弱く、遅く感じられやすい)、羊水の量、体型なども影響します。

胎動を感じるチャンスを増やすには

  • 夜の時間を選ぶこと。ママが横になって体を動かさなくなると、活発に動く赤ちゃんが多いためです
  • 温かい手のひらをお腹に当て、30秒ごとに手の位置を変えたりせず、5〜10分ほど落ち着いて待ってみること
  • 胎動を感じたら、手のひらで軽く押し返したり、ひと言声をかけたりしてそっと応えてみること。赤ちゃんが動きで「応える」こともあれば、そうでないこともあります—これは絆のテストではなく、ちょっとした遊びだと考えましょう

時間が経つにつれて、赤ちゃんの活動的な時間帯やお気に入りの向きなど、いつものリズムに気づくようになるでしょう。多くのパパにとって、抽象的だった妊娠がふいに「一人の人間」として実感できる瞬間は、おそらくここです。週数による胎動の変化については、胎動の目安と週数ごとの変化の記事で詳しく解説しています。

すぐに病院へ連絡すべきとき

ここで一つ、必ず覚えておいてほしいことがあります。胎動は愛おしさだけでなく、赤ちゃんの安全のサインでもあるということです。いつもより胎動が少ない、弱い、あるいはいつものパターンと違うと感じたら、それは「朝まで様子を見る」のではなく、時間帯にかかわらずすぐにかかりつけの産科や産院に連絡すべきサインです。先に冷たい水や甘いものを試したり、家庭用の胎児ドップラーで心拍を確かめたりする必要はありません。家庭で心拍が聞こえたとしても、それは問題がないことを意味せず、かえって誤った安心感につながることが少なくありません。

そのほか、すぐに医師へ連絡すべき状況としては、次のようなものがあります。

  • 出血や、少量でも血が混じったおりものがある
  • 羊水が漏れている、または破水した
  • 強い頭痛や治まらない頭痛、目の前がちらつく・視界がぼやけるなどの視覚異常、顔や手の急激なむくみ
  • 強いお腹の痛み、妊娠37週より前に規則的な陣痛のような痛みがある
  • 発熱、悪寒、強い体調不良

「念のため電話して聞いてみよう」と落ち着いて言えることも、パパの大切な役割の一つです。ここでは、些細なことで医師に連絡することは決して間違いではありません。

妊娠に「そばにいる」だけでなく「関わる」:健診・エコーと日々の暮らし

夫やパートナーが妊娠に積極的に関わることは、妊婦さんの心身の状態が良くなることや、出産後にパパ自身が赤ちゃんとの愛着を築きやすくなることと関連していると言われています。これは因果関係を保証するものではありませんが、傾向としては明らかです—今のうちに関わっておくほど、あとから「追いつく」必要が少なくなります。

実際に役立つこと

  • できる範囲で健診やエコー検査に一緒に行くこと。画面で赤ちゃんの横顔を見たり、心拍音を聞いたりすることは、多くのパパにとって大きな転機になります。何をいつ確認するのかについては、妊娠中の初めてのエコー検査の記事で紹介しています。
  • 健診の前に質問を2〜3個用意し、答えをメモしておくこと。診察室では聞いたことの半分くらいは忘れてしまいがちですが、リストを持っていれば後から内容を思い出しやすくなります。
  • 今何週目か把握しておくこと。「だいたい妊娠7か月くらい」ではなく、今週赤ちゃんの何が育っているか、どのくらいの大きさか、パートナーの体にどんな変化が起きているかを具体的に知っておきましょう。妊娠カレンダーを使うと、週数がぐっと身近なストーリーに変わります。
  • 家事や生活面を引き受けることも、絆づくりの一部です。妊娠初期のつわりやだるさ、後期の腰痛・胸やけ・不眠は決して大げさな話ではありません。料理、掃除、送り迎えなどの段取り、上の子のお世話は「彼女を手伝う」ことではなく、出産前からすでに始まっている、パパ自身が担うべき子育ての一部です。
  • 一人で決めず、本人に聞くこと。毎回の健診に付き添ってほしい人もいれば、下で待っていてくれるだけでいいという人もいます。これはパートナー自身の体と選択であり、パパの役割は管理することではなく、支えることです。

出産に向けて一緒に準備する:名前・入院バッグ・パートナーの役割

一緒に準備を進めることには、実用的なメリットと同時に、「二人でこの子を待っている」という実感を得られるという意味もあります。

  • 名前。候補を出し合ったり、意見をぶつけ合ったり、二人でリストを作ったりすることは、生まれる前から赤ちゃんの存在をぐっと現実的に感じられる、楽しい作業の一つです。
  • 入院バッグ。一緒に準備し、どこに置いてあるか、中に何が入っているかを必ず把握しておきましょう。いざというとき、書類を探すのはパパになる可能性が高いからです。持ち物リストは出産・入院準備リストの記事にまとめています。
  • 段取り。病院までのルート、夜間の車やタクシーの手配、誰に連絡するか、上の子やペットは誰に預けるか、保険証や母子手帳がどこにあるかを確認しておきましょう。
  • 出産に関する希望。無痛分娩についての考え方、へその緒を誰が切るか、生まれてすぐのカンガルーケア(肌と肌の触れ合い)など、パートナーが大切にしたいことを事前に聞いておきましょう。分娩中、彼女が説明する余裕がないときに、パパが医療スタッフへ伝えることができます。
  • 分娩時にパパができること。一緒に呼吸をする、声に出して数を数える、腰を圧迫する、水を渡す、汗を拭く、陣痛の間隔を計るなど。こうした技術は事前に練習しておくのがおすすめです。たとえば陣痛時の呼吸法を分娩室で初めて読むことがないように、あらかじめ確認しておきましょう。
  • 両親学級(パパママ学級)。利用している産院のルールも確認しておきましょう。パパの立ち会いが可能か、どんな検査や書類が必要かなどです。
Couple kneeling on the bedroom floor, packing the hospital bag together with folded baby clothes

生まれてから最初の数時間についても、あらかじめ考えておきましょう。肌と肌の触れ合いはパパとも可能です。ママが帝王切開後だったり、処置が必要だったりする場合、赤ちゃんはパパの胸の上で温まり、落ち着くことができます。多くの父親にとって、これこそが絆がついに「身体的なもの」として実感できる瞬間になります。

まだ絆を感じられなくても大丈夫

これはこのテーマの中でも、あまり語られない部分かもしれません。妊娠中、赤ちゃんとの絆を正直なところまったく感じられない父親は決して少なくありません。出産の日まで、あるいは出産後さらに数週間、そう感じることもあります。妊娠は自分ではない誰かの体の中で起きていることです。胎動を内側から感じることも、つわりもなく、生活も外見上ほとんど変わりません。すぐに実感が湧かないからといって、それはパパとして「ダメ」なわけでも、これから先どんな親になるかを示すものでもありません。

多くの場合、次のようなことが助けになります。

  • 気持ちが湧くのを待つのではなく、行動から始めること。お腹に手を当てる、夜のひと言、エコー検査への付き添いなど。多くの場合、愛着は行動のあとからついてくるものです
  • 「自分の担当」を見つけること。ベビー用品の準備、チャイルドシート、書類、病院までのルートなど。気持ちについて話すより、具体的な作業のほうが実感につながりやすいものです
  • ほかの父親たちと話してみること。ほとんどの人が「自分も何も感じなかった」と言うはずで、それだけで恥ずかしさがかなり軽くなります
  • パートナーに正直に伝えること。「まだ自分の気持ちがよくわからないけれど、ここにいるよ」と言葉にするほうが、黙って距離を置くよりずっと伝わります

これからパパになる人の不安と気分の落ち込み

妊娠・出産の前後の時期は、ママだけでなくパパにとっても心が不安定になりやすい時期です。推計では、パートナーの妊娠中から子どもが生まれて1年の間に、およそ10人に1人の父親が不安障害やうつを経験するとされています。悲しさよりも、イライラ、周囲と距離を置くこと、仕事への逃避、睡眠の乱れ、以前楽しめていたことへの興味の喪失、飲酒量の増加といった形で現れることが多いのが特徴です。

こうした状態が2週間以上続くようであれば、医師やカウンセラーに相談することをおすすめします。これは治療できるものであり、今助けを求めることは家族全体のためにもなります。自分や赤ちゃんを傷つけることを考えてしまう場合は、その日のうちに緊急で助けを求めてください。パートナーについても同じサインを知っておくと役立ちます。産後うつの症状は両方の親に起こり得るもので、そばにいる一人が気づけるかどうかが、専門家につながる早さを左右することも少なくありません。

まとめ

  • 赤ちゃんが外の音に反応し始めるのは24〜25週ごろ、26〜28週になるとより明確になります。パパの低い声はママの声より小さく聞こえるものの、お腹の壁を通してしっかり届きます。
  • 大切なのは声の大きさではなく規則性です。毎晩5〜10分、普段の声量で話しかけたり読み聞かせたり歌ったりすること。お腹にスピーカーやイヤホンを当てるのは避けましょう。
  • パパが外から手のひらで胎動を感じられるのは、多くの場合24〜28週ごろから。前壁に胎盤がある場合は、より遅く、弱く感じられます。
  • 胎動がいつもより減った、または変化したと感じたら、様子を見ずにすぐ医師へ連絡しましょう。家庭用ドップラーで心拍を確認しても、それだけでは安心の根拠にはなりません。
  • 健診やエコーへの付き添い、週数の把握、家事や生活面を引き受けることは、パートナーの心身の調子が良くなることや、パパ自身が赤ちゃんへの愛着を築きやすくなることにつながります。
  • 出産まで絆を感じられないのはよくあることで、決して異常ではありません。行動を起こすこと、正直に話すこと、そして状態が長引く場合は専門家に相談することが助けになります。

この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医師による個別の診療・アドバイスに代わるものではありません。妊娠経過やパートナーの体調、赤ちゃんの胎動について気になることがあれば、かかりつけの産婦人科医または産院にご相談ください。

AI を活用して作成し、Mama Ai チームが確認しました。 教育目的の情報であり、専門的な医療アドバイスの代替ではありません。

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